ヤマハ、グローバルに活躍できる人材育成…経営幹部の現地化を引き上げ

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ヤマハ XTW250 陵駆(東京モーターショー11)
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ヤマハ発動機は、世界規模でのビジネス展開を踏まえ、海外の拠点で働く現地社員の経営幹部登用拡大や国内外社員間のコミュニケーション向上、日本人社員の海外経験の加速などを通じてグローバルに活躍する人材の育成を進めると発表した。

この一環として「グローバル・エグゼクティブ・コミッティ」(GEC)を開催する。GECは、グループ中核会社の経営層による同社経営理念・DNAの共有やグループ経営方針・グローバル経営戦略を議論する。これらの活動を通じグループとしての一体感の醸成を図る。

GECは同社本社経営層と現地を含む海外主要拠点の経営層とで構成、2012年から年2回開催する予定。

また、経営理念を共有する次世代のグローバル経営幹部の育成にも注力する。具体的には、これまで国内社員育成を中心に実施してきた「ヤマハ・ビジネス・スクール」を発展させ、同社グループを担う次世代の経営幹部層を育成する「グローバル・エグゼクティブ・プログラム」(GEP)を実施する。同社の経営価値観とDNAの理解・共有を皮切りに、グローバル経営人材としての知識・スキルを修練し、最終的にグローバル視点での課題・対策を経営層へ提言する。

2012年から開始し、1期につき1年半の期間で育成する。毎期のメンバーはグループ会社幹部層の中核として活躍を期待される国内外の人材15人程度を選抜する予定。

さらに、拠点経営幹部層の現地化を推進する。海外拠点の現地社員が経営幹部となる現地化を進め、現在50%程度の現地社員の幹部登用率を将来的に80%に高める。

このほか、グローバルに活躍する人材の育成を加速する。これまでグローバルに活躍する人材を育成するため、海外研修・留学制度など、海外市場を経験する機会を積極的に設けてきたが、今後その経験時期を早める。従来は入社後30歳までの海外経験者は50%程度だったが、入社4年までに100%の社員が海外出張、海外駐在などの海外経験を積むプログラムを実施する。

《レスポンス編集部》

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