三井住友海上、変額年金保険の運用リスクを引き受ける再保険会社設立

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三井住友海上火災保険は29日、同社と同じくMS&ADインシュアランスグループホールディングスの傘下にある三井住友海上プライマリー生命保険が販売する変額年金保険の再保険を引き受ける会社を全額出資で設立すると発表した。

新会社は「MSファイナンシャル再保険」の名称で英国領バミューダに設立し、2012年1月1日からの開業を予定している。資本金は60億円。

三井住友海上プライマリー生命が扱う変額年金保険は、運用成績が悪化した場合でも死亡保険金や年金原資などを保証する「最低保証」付きの商品が主力になっている。

新会社は、この最低保証リスクを、三井住友海上がもつ金融取引やリスク管理のノウハウを活用し、デリバティブ取引などを通じて適切にコントロール役割を担う。これにより新たな運用リスク管理体制が構築され、従来以上に変額年金保険商品の安定的な提供が可能になるとしている。

《小松哲也》

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