TRWオートモーティブ・ホールディングスは、全方位障害物検知対応の次世代レーダーのコンセプトを発表した。
このレーダー技術を活用して、安全性と利便性を高める複数の機能が利用できるようになり、ドライバーの安全性強化に貢献する。
TRWの次世代レーダーは、コンパクトかつスケーラブル(追加拡張性のあること)なデザインであることから、単独または複数の様々なアプリケーションに適用することができる。まずは基本的なドライバー支援システムから導入し、将来的にシステムのアップグレードを可能とする。また、様々なモデルや車格に適用できるよう安全システムをモジュール構築する場合に特に適している。
今回発表された近距離スケーラブルレーダーによって車線変更支援、死角検出、側方車両警報、側面衝突検知、低速衝突回避機能など、複数の運転支援機能の自由な選択が可能になる。さらに、レーダー・センサーをブレーキシステムと電動パワーステアリングシステムと統合することで、緊急ブレーキ機能や渋滞時の運転支援機能も提供できる。
同社は、2015年までにこの次世代レーダー技術を生産する予定。