富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は6日の新中期経営計画発表の席上、2015年度までの中計期間に投入する新モデルの概要を明らかにした。
このなかで、2014年には「ジャストサイズの新しいクルマ」を発売するとし、新たなコンパクトカーの開発を進めていることを表明した。コンパクトカーの需要が世界的に高まっており、このモデルもグローバルに投入する計画。
中計初年度の今年は秋にSUVの『インプレッサXV』を投入。続いて12年春にはトヨタ自動車と共同開発を進めているFRスポーツを発売する。
また13年には富士重工の水平対向エンジンによるハイブリッド車(HV)を投入し、環境対応モデルの拡充も急ぐ。吉永社長は「スバルがお客様に提供する価値は『安心と愉しさ』と定義した。その価値を高めることでファン層を拡大していきたい」と話した。