日本ミシュランタイヤは、日本初投入の技術を採用したトラック・バス用オールシーズンタイヤ『XZN MIX ENERGY』をタイで生産し、コストコントロールにつなげている。
タイヤ市場では原材料の高騰が続いており、大手タイヤメーカー各社が価格の引き上げを余儀なくされている。
こうしたなか、日本初投入の先端技術「レインドロップサイプ(自己再生する溝)」や「ダブルウェーブサイプ」などを組み合わせたXZN MIX ENERGYのコストを最小化するため、生産体制をタイに素早く構築した。
「レインドロップサイプ」と「ダブルウェーブサイプ」は、ともに数年前から欧州を中心に採用されていた技術。各技術が既存のものであったため、これらを組み合わせた日本初投入の新製品を市場投入当初からタイで生産することができるようになったという。