日本鉄鋼連盟が発表した2010年12月の普通鋼鋼材生産は、前年同月比2.8%増の623.6万tと14か月連続でプラスとなった。600万t超えは15か月連続。
12月の出荷は、国内向けが同3.7%増の373万4000tで12か月連続でプラス。輸出向けは同3.8%減の235万4000tで2か月ぶりに減少した。この結果、出荷合計は同0.6%増の608万9000tと14か月連続で増加した。
12月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比2.4%増の633万4000tで、2か月ぶりに増加した。内訳は、メーカー在庫が前月末比3.7%増の513万7000tと増加、問屋在庫は3.1%減の119万7000tと2か月ぶりに減少した。
12月末の在庫率は、前月末から7.1ポイント上昇し104.0%。2か月ぶりに100%を上回った。このうち、国内在庫率は前月末の124.0%から14.0ポイント上昇し138.0%と高水準となっている。