ヒュンダイは14日、カナダで開幕したモントリオールモーターショーにおいて、北米向けの新型『アクセント』を初公開した。
アクセントは、韓国や中国では『ヴェルナ』と呼ばれるモデル。新型ヴェルナは2010年4月の北京モーターショーでワールドプレミアされたが、その時披露されたのは4ドアセダンのみ。今回のモントリオールでは、北米向けハッチバックが初公開された。
ハッチバックの基本デザインは、4ドアセダンを踏襲。ヒュンダイの最新デザイン言語「流れるような彫刻」が応用され、スタイリッシュに仕上げられた。
エンジンも4ドアと共通。直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、燃費が21.3km/リットルと、現行比で2割近く燃費性能を高めている。
ところで、北米仕様のアクセントといえば、日産『ヴァーサセダン』(日本名:『ティーダラティオ』)と米国最安値の座を競うモデル。現時点でのベース価格は、ティーダが9990ドル(約82万1800円)、『アクセント』が9985ドル(約82万1400円)と、わずか5ドル(約400円)の差しかない。
新型アクセントは、米国では2012年モデルとして発売される予定。日産ティーダとの安売り競争の行方が注目される。