石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、タンザニア連合共和国のエネルギー鉱物省地質調査所と、同国での鉱物資源の探査・開発など資源開発分野で関係強化する包括的な内容の覚書を交わした。
タンザニアは、金、ダイアモンドなどが産出されているほか、ウランやニッケルなどのレアメタル、レアアースなどの鉱物資源のポテンシャルも高く、レアメタルの新たな供給国として期待されている。
JOGMECは2009年10月のウィリアム・ンゲレジャエネルギー鉱物大臣来日を機に議論を重ね、今回鉱物資源の開発で協力することで合意た。
関係強化の最初の具体的なプロジェクトとしてタンザニアから地質技術者をJOGMECボツワナ地質リモートセンシングセンターに招き、同国の鉱物資源ポテンシャルを評価するための共同解析、技術移転を来年1月から開始する。
また、JOGMECは、同国地質調査所などの協力を得て、レアメタル資源などの権益確保へむけて民間鉱山会社との共同探査プロジェクトを推進していく方針だ。