インド新車販売34%増、スズキは5割増し…10月実績

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インド自動車工業会は10日、インド国内の10月新車セールスの結果をまとめた。商用車を含めた全販売台数は、28万2792台。前年同月比は34%増と、16か月連続で2桁増を記録した。

全販売台数のうち、乗用車は前年同月比38%増の23万1957台。今年7月以来、4か月連続で20万台超えが続いている。

乗用車のメーカー別販売では、スズキのインド子会社、マルチスズキが前年同月比50.3%増の10万7555台と、初の月間10万台超えを達成。今年9月の9万5148台を上回る、過去最高の実績を残した。

車種別では、主力のA2セグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』が、トータル7万7502台を販売。前年同月比は、50.7%増と大幅に伸びている。

2位はヒュンダイで、9月の3万1751台を上回り、単月としては過去最高の3万4725台を販売。前年同月比は22.7%増を記録した。A2セグメントの『サントロ』『i10』『i20』をはじめ、A3セグメントの『アクセント』や『ヴェルナ』が販売の主力だ。

地元インド財閥系のタタは、前年同月比19%増の2万6503台。超低価格車の『ナノ』が2%増の3065台と、9月の61%増から伸び率が鈍化したものの、『インディゴ』シリーズは69%増の8292台と引き続き好調だ。『スモー』『サファリ』シリーズも、38%増の3389台を売り上げている。

《森脇稔》

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