富士精工が発表した2010年8月期の中間決算は、営業損失が7900万円。前年同期13億円の赤字から大幅に圧縮した。売上高は前年同期比66.4%増の67億3700万円と増収。自動車生産台数の回復で切削工具や自動車試作部品、治具などが順調だった。経常利益は7700万円の黒字に転換。当期損失は8900万円だったが、13億円を超える赤字となった前年同期と比べると大幅に改善した。通期業績見通しは前回予想を据え置いた。