ミス・プジョーがミス・イタリアに!…選考委員のいいわけとタイトル移動

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左がミス・イタリアのテスタセッカさん、右がミス・プジョーのフロレアーニさん
  • 左がミス・イタリアのテスタセッカさん、右がミス・プジョーのフロレアーニさん
  • 右がミス・イタリアのテスタセッカさん、左がミス・プジョーのフロレアーニさん
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「ミス・イタリア2010」の最終選考会が、9月11日から13日まで北部サルソマッジョーレ・テルメで開催され、同じイベントで先に「ミス・プジョー」に選ばれていたフランチェスカ・テスタセッカさんがグランプリを獲得した。

フランチェスカさんは中部ペルージャ県出身。身長174cmで、黒い髪と青い瞳を備えている。観光専門学校を卒業したばかりで、エアラインの客室乗務員を目指していた。ミス・イタリアにはウンブリア州代表として他州からの出場者と本選に臨んだところ、グランプリ決定前に、会期中同じステージで行なわれるミス・プジョーに選ばれた。

ミス・プジョーは、ミス・イタリアの協賛企業であるプジョー・イタリアが毎年設けているもの。出場する女性たちやゲストを運ぶオフィシャルカーもプジョーが提供している。

そのフランチェスカさんが、続いてミス・イタリア2010のグランプリにも選ばれた。決定直後のステージでは、60年前の1950年度ミス・イタリアに出場経験のある女優・ソフィア・ローレンからティアラが授けられた。

腹や腰、足首に花柄のタトゥーが彫られていることから、「今どきのミス・イタリア」としてマスコミでは注目された。グランプリを獲得したことで、今は女優の道にも夢を膨らませているという。

ミス・プジョーがグランプリに選ばれたことに関してプジョー・イタリアは、「ブランド創業200年の年にふさわしいミス・プジョーを選んだつもりだった。その彼女がグランプリになったのは、私たちの眼が確かだったということだ」とコメントしている。

ただし、フランチェスカさんは、その時点でミス・プジョーではなくなった。「グランプリの任務を第一に遂行する義務がある」という大会規定が適用され、ミス・プジョーの座は準グランプリのマルティーナ・フロレアーニさん(フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア特別自治州代表)に譲られたためだ。マルティーナさんはこれから1年間、プジョーが出展・サポートするさまざまなイベントに参加することになる。

なお、プジョー・イタリアからは、グランプリと準グランプリ双方に、赤のプジョー『107』が贈呈された。ちなみに、グランプリに輝いたフランチェスカさんの父親はバス運転士。父親譲りのステアリングさばきで107を操り、イタリアのタイトな旧市街を小気味よく走り抜ける姿を見られるかもしれない。

《Mari OYA》

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