フランス・パリ郊外のクレルモンでおこなわれている自動車補修塗装の技能を競う「ベストペインターコンテスト」で、日本代表でホンダボディーサービス栃木に所属する永塚伸洋さんが優勝した。
日本から代表を送り出すのは今回のコンテストが初ながら、みごと出場世界17か国の頂点に立った。2位はスロベニア代表のAndrej Simcさん、3位はドイツ代表のSimone Boretiusさん。
優勝した永塚さんは、「ある実技でちょっとしたミスを犯してしまい、1位は難しいと思っていたが、それ以外は自信を持って作業できた。3位くらいは何とか食い込めるのでは、と思っていた。まさか優勝できるとは」と驚きと歓びのコメント。
イベントをサポートしているBASFコーティングスジャパンの上久保和広さんは「他の参加者の塗装作業も見ていたが、永塚さんの技術のほうが遙かに優れていた。優勝は予感していた」と語った。同社の坂本憲さんも「永塚さんの実力をもってすれば上位に入賞できると信じていたが、(順位発表で)3位・2位が他国の代表だったのでもしやと思った。初めて日本から送り出した代表が世界の頂点に立てるとは、感無量」と述べた。