フェラーリ、エンツォ 後継車はハイブリッドに…会長発言

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エンツォフェラーリ
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フェラーリが2012年に発売予定の『エンツォフェラーリ』後継車。そのパワートレインは、ハイブリッドが有力だという。

エンツォフェラーリはフェラーリ社の創業55周年を記念して、2002年に誕生。ピニンファリーナの手による美しいボディに6.0リットルV12ユニットを搭載。最大出力660ps、最大トルク67kgm、最高速度350km/hオーバーという圧倒的スペックを実現した。

ボディサイズは、全長4700×全幅2035×全高1150mm、ホイールベースは2650mm。2004年までに限定399台が生産された。日本にも約30台が上陸しており、新車価格は7850万円。しかし、現在ではその希少性から1億円を超える価格で取り引きされている。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は8日、欧州の自動車メディア、『Automotive News Europe』のインタビューに応じ、フェラーリの今後の商品計画について発言。同会長は「エンツォ後継車は、パフォーマンスを引き上げながら、燃費や排出ガス性能も改善させる」と語った。

そのために、フェラーリが選択するのがハイブリッド。同メディアによると、今年3月のジュネーブモーターショーで披露したハイブリッド実験車、『HY-KERS』のノウハウが、エンツォ後継車に応用されるという。

さらにエンツォ後継車では、環境性能向上のため、ボディのダウンサイジングも図られる見込み。モンテゼーモロ会長は、「エンツォ後継車が、その後のフェラーリの新商品に大きな影響を与えることになるだろう」と述べ、同車が革新的モデルになることを示唆している。

エンツォ後継車は2012年、登場予定。同車がフェラーリ初の市販ハイブリッド車になる可能性は、極めて高いといえそうだ。

《森脇稔》

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