【ベストペインターコンテスト】実力を発揮できるか、自分自身との戦い

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色の調合。ジャッジが念入りに審査する
  • 色の調合。ジャッジが念入りに審査する
  • コンテストは一部分の補修をおこなうスポット塗装と、部品交換時に無塗装の部品全体をペイントする塗装など、さまざまな技量が試される
  • 審査員が競技内容とジャッジの基準について説明する
  • 報道陣向けの競技内容説明
  • 報道陣向けの競技内容説明
  • 日本代表の永塚伸洋さん
  • 左から日本代表の永塚伸洋さん(ホンダボディサービス栃木)、BASFコーティングスジャパンの坂本憲さん、同上久保和広さん
  • コンテスト審査委員長Ronny Raemaekers氏によるプレス向けプレゼンテーション

7日(現地時間)、世界一の自動車補修塗装技術者“ベストペインター”を決めるコンテストがフランスで始まった。競技はライバルの様子が全くわからない状況で進む。これまでの実力が発揮できるのか、まさに自分自身との戦いとなる。

17の国から各国の予選を勝ち抜いた代表1名は、それぞれのスケジュール表に基づいて分かれて競技を行う。それぞれの競技は独立していて、人によって競技を行う順序は全く異なっている。

競技は、一つの競技種目に一つの会場が用意され、そこを転々と移動しながら行なわれる。簡単な競技の解説があるだけで、競技がスタート。それぞれの競技では、審判(ジャッジ)が一人以上付き審査をおこなう。塗装の実技はもちろん、PCを駆使したカラーサーチや、色見本を使った色相並べなど、多岐にわたった試験がおこなわれる。どれかひとつの項目に秀でているだけでは上位に食い込むことは難しく、補修塗装についての技量・知識が幅広く問われる試験内容となっている。

フランスで開催のコンテストだが、競技の説明などは全て英語が用いられる。イギリス代表以外は英語圏以外の出身であり、各代表にはそれぞれ通訳が付くことが許される。日本代表の永塚さんには、大会参加をサポートしているBASFコーティングスジャパンの坂本憲さんが通訳に付いた。

大会初日の感想について日本代表の永塚伸洋さんは「競技前には極端に緊張したのですが、最初の競技が始まってから次第に緊張がほぐれ、次の競技からは少なくとも表面的にはリラックスできた」とコメントした。大会は3日間にわたっておこなわれる。永塚さんの健闘に期待したい。

《佐藤純(Jun Sato)》

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