フォルクスワーゲンは25日、ロシアで開幕したモスクワモーターショーにおいて、『ポロセダン』をワールドプレミアした。現地価格39万9000ルーブル(約110万円)からの低プライスを武器に、拡販を狙う。
同車は、3ドアまたは5ドアのハッチバックのみだった『ポロ』に加わった4ドアセダン。ロシア向けに専用開発され、小型車クラスの新しい品質基準を打ち立てる。
エンジンは燃費性能に優れる1.6リットル直列4気筒ガソリンで、最大出力105psを発生。トランスミッションは、5速MTと6速AT「ティプトロニック」だ。6速ATはロシアでは、クラス初の装備になるという。
サスペンションは、ロシアの道路事情を考慮して専用チューン。また、ロシアの冬季の低温に耐えられるよう、徹底した走行テストを行い、高い信頼性が追求された。車体には耐久性の高い塗料が使われ、ボディには12年の保証が付帯する。
新型ポロセダンは、モスクワ近郊のVWカルーガ工場で生産。現地価格は、39万9000ルーブル(約110万円)からと公表された。このほか、フォルクスワーゲンはモスクワモーターショーに、『トゥアレグハイブリッド』、『フェートン』、『アマロック』などを出品し、ロシアでのアピールを強めている。