ホンダの太陽電池子会社のホンダソルテックは6日、最大出力130Wと120Wの住宅用太陽電池モジュールと定格容量5.5kWのパワーコンディショナを発売した。
最大出力130Wの住宅用太陽電池モジュールは、国内で市販されているCIGS系太陽電池の変換効率としては最高値の11.6%を達成した。発電層の品質の向上や生産技術の進化で対応できた。
同社の太陽電池は、銅、インジウム、ガリウム、セレン(CIGS)の化合物を素材とした薄膜で形成されている。2007年から住宅用の太陽電池モジュールの生産・販売を、2008年から公共・産業用の太陽電池モジュールの生産・販売を開始した。これまで住宅用の太陽電池モジュールは最大出力125Wと115Wの2種類、パワーコンディショナは定格容量4.0kWの1種類だけだったが、今回ラインナップを拡充する。
住宅用の太陽電池モジュールは、現在までに約2250軒に設置したほか、公共・産業用の太陽電池モジュールは、阪神甲子園球場や物流センターの倉庫、病院など、現在までに約120の建物に設置した。
今後、地球温暖化問題などから太陽電池の需要の増加が見込まれる海外での事業展開も推進する。