ボッシュは、コンパクトクラス向けに低コスト化した操舵角センサー「LWS6」を開発した。
操舵角センサーは、ステアリングホイールの回転角度を測定する。ドライバーの望む方向を検知できるため、この回転角度の値を使用するシステムは増加している。
新開発LWS6は、測定範囲に限度を持たない相対角変化量を測定するセンサーで、出力する角度分解能は1.5度(標準値)。シンプルな構成となっており、多極磁石をステアリングコラムに取り付け、接点も歯車もない状態でホール素子がセンサーの磁界変化を捉える。
2つ以上のホール素子を使用し、どの方向への回転運動も相互に相対した特定の位相シフトを示す矩形波信号を生成する。この信号は直接システムコントロールユニットに送られ、システム制御に必要なステアリングホイールの回転方向、回転角度、回転速度や回転角速度を計算する。
LWS6によってセンサーだけでなくシステム全体のコスト削減に貢献するとしている。