BMW M3、デビュー25周年

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初代M3(E30型)
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BMWは9日、『M3』がデビュー25周年を迎えたと発表した。

初代M3は1985年に発表。『M1』用の3.5リットル直列6気筒から2気筒削って開発された2.3リットル直列4気筒エンジンは、最大出力200psを発生。0-100km/h加速6.7秒、最高速230km/hというスポーツカー顔負けのパフォーマンスを誇った。

また、初代M3はモータースポーツでも大活躍。1987年に世界ツーリングカー選手権を制したのをはじめ、同年のコルシカラリーでも栄冠を獲得。初代M3は1990年に生産を終了するまで、累計1万7970台を販売するヒット作となった。

1992年に登場した2代目M3(E36型)は、3.0リットル直列6気筒(286ps)を搭載。0~100km/h加速6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力だ。1999年には3.2リットル直列6気筒(343ps)を積む3代目M3(E46型)、そして、2007年には4.0リットルV型8気筒(420ps)を搭載する4代目M3(E92型)へ進化を遂げた。

初代M3の開発に携わった伝説的エンジニア、ポール・ロッシュ氏は「我々はわずか2週間で、M1用の巨大な6気筒エンジンを、『3シリーズ』の小さなボンネットに収める必要があった」と、M3の2.3リットル直列4気筒エンジン誕生の経緯を回想している。

《森脇稔》

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