VWグループ世界販売18.1%増、中国が牽引…1‐5月実績

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中国専用セダンのラヴィダ
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フォルクスワーゲングループは11日、今年1〜5月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は294万台となり、前年同期比18.1%増と大きく伸びた。5月単月では、前年同月比8.6%増の60万4200台だった。

好調の要因は、VWにとって最大市場の中国。今年1〜5月は77万7800台をセールスし、前年同期比48.2%増を達成した。また、インドでは104.3%増の1万3500台、南アフリカ共和国では34.8%増の2万9400台と実績を伸ばした。

米国では、前年同期比33.5%増の14万5500台をセールス。欧州市場全体では142万台を売り上げ、6.5%の伸び率。西欧エリアで見ると、スペインが44.5%増の12万1500台、英国が32.2%増の13万2300台と好調だった。

地元ドイツでは、43万6900台を販売。スクラップインセンティブ終了の影響で、前年同期比は12%減と落ち込んだ。

フォルクスワーゲングループの乗用車部門では、今年1〜5月、世界で前年同期比19.1%増の186万台を販売。市場別では、中国が42.6%増の61万9700台と好調さが持続する。

車種別では、『ゴルフ』が前年同期比21.9%増の27万8200台と牽引。『ポロ』が27.7%増の22万5200台で、これに続く。中国では、『ジェッタ』、『サンタナ』、『ラヴィダ』がとくに人気を集めた。

フォルクスワーゲングループのクリスチャン・クリングラー取締役は「顧客のニーズに合った商品構成により、多くの市場で販売が伸びた。とくに、中国と米国が好調」と語っている。

《森脇稔》

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