日本鉄鋼連盟が発表した4月の普通鋼鋼材需給速報によると、普通鋼材の出荷合計は前年同月比43.8%増の594万6000tとなり、6か月連続で前年を上回った。
このうち、国内向けは同27.7%増の377万6000tとなり、伸び率は前月に続く過去2番目のレベルとなった。輸出も同84.3%増の217万1000tで、前月に続く過去2番目の伸び率。
生産は同58.7%増の610万3000tで6か月連続でプラスとなった。ただ、前月比では5か月ぶりにマイナスとなった。
4月末メーカー・問屋在庫は同2.7%増の600万3000tで2か月ぶりに増加となった。鋼帯や亜鉛メッキ鋼板、冷延広幅帯鋼、鋼管などが増加した。
4月末の在庫率は前月末から21.4ポイントアップして101.0%となり、2か月ぶりに100%を上回った。