飲酒運転を承知でクルマを貸し、3人死傷---所有者を送検

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今年1月、神奈川県横浜市緑区内の居酒屋に飲酒運転のクルマが突っ込み、3人が死傷した事故について、神奈川県警は5日、運転していた男にクルマを貸したとして、同区内に在住する40歳の女を道路交通法違反容疑で書類送検した。容疑を大筋で認めている。

神奈川県警・緑署によると、問題の事故は2010年1月29日夕方に発生している。横浜市緑区鴨居5丁目(N35.30.22.1/E139.33.59.5)付近にある居酒屋に暴走した軽乗用車が突入。店内にいた55歳の男性客が直撃を受け、全身強打でまもなく死亡、57歳と17歳の男性が重体となった。

クルマを運転していた大和市内に在住する44歳の男は酒に酔った状態で、呼気1リットルあたり0.7ミリグラムのアルコール分を検出。警察はこの男を逮捕。検察は後に自動車運転過失致死傷などの罪で起訴している。

調べに対して男は「知人女性の子供が熱を出したので、病院まで連れてきた」と供述。クルマはこの女が所有するものだった。男は外出直前まで女と一緒に酒を飲み、男が酒に酔っていたことは女も承知していたという。

このため、警察では女も飲酒運転の幇助をしていたと判断。5日までに道交法違反(酒気帯び運転幇助)容疑で書類送検した。

《石田真一》

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