東京ビッグサイトで開催されている「ナノテク2010 国際ナノテクノロジー総合展」(17 - 19日)には、世界19か国から654社・団体が出展した。そのなかで最も大きなブースを構え、力が入っていたのがドイツだ。
ドイツ・パビリオンという形式で40社が出展。「ドイツから選りすぐりのナノテク会社を集結させた」(ドイツ人関係者)そうだ。
そこには、プラズマプロセスを利用した表面処理や表面コーティングをはじめ、高周波部品、接着剤用添加剤、ナノ複合材による熱可塑性材料など、自動車に活用できる技術や製品が数多く並んでいた。
「日本企業にドイツのナノテク技術を知ってもらい、たくさん利用してもらいたい」とドイツ人関係者は強調。紹介されている技術や製品を見たら、ナノテクに取り組んでいる日本企業はうかうかしていられないという感じであった。