ホンダ、AT搭載の カブタイプ でタイ市場拡販へ

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新型AT「CVマチック」を搭載する Wave110i AT
  • 新型AT「CVマチック」を搭載する Wave110i AT

ホンダは18日、タイの二輪車販売の合弁会社であるAPホンダカンパニーが『Wave110i』に新型オートマチックトランスミッション「CVマチック」を搭載したカブシリーズのAT車『Wave110i AT』を3月からタイ市場に投入すると発表した。価格は4万4900バーツ(約12万1230円)からで年間5万台の販売を計画している。

Wave110i ATは、CVマチックを搭載することで、カブタイプの持つ走破性・耐久性・経済性に、手軽さ・快適性を加えた。タイを皮切りに、ベトナムや周辺国でも順次発売していく。

CVマチックは、小型二輪車用オートマチック技術を基に、新開発の冷却機構を採用することで、ドライブベルトに発生する熱負荷を低減する。これによってベルトの耐久性を確保しながら、ドライブプーリーとドリブンプーリーの軸間が短いコンパクトな構造とし、車体設計の自由度が上がる。

2009年のタイの二輪車市場規模は、約154万台で、このうちホンダの販売台数は約101万台と市場全体の6割以上を占める。タイの2009年のAT市場規模は約71万台と市場規模の半数近くを占めており、Wave110i ATの投入でさらなるシェアアップを狙う。

《レスポンス編集部》

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