1日午前、佐賀県鳥栖市内の九州自動車道下り線・鳥栖ジャンクション(JCT)で、単独事故で立ち往生した乗用車を避けようとした後続車に大型トラックが追突。避けようとした別の車両も事故を起こし、最終的に車両7台が関係する多重衝突に発展した。
佐賀県警・高速隊によると、事故が起きたのは1日の午前11時30分ごろ。鳥栖市永吉町(N33.23.58.1/E130.32.26.3)付近の九州自動車道・鳥栖JCTで、本線から長崎自動車道へ進行しようとしていた乗用車が分離帯のクッションドラムに衝突。本線上へ押し戻された。
事故を目撃した後続の乗用車は衝突を避けようと急ブレーキを掛けたが、さらに後ろを進行してきた大型トラックがこの乗用車に追突。立ち往生した2台に対し、後続車が次々に突っ込み、最終的に車両7台が関係する多重衝突に発展している。
この事故で最初に追突被害を受けた乗用車を運転していた福岡県久留米市内に在住する25歳の男性が打撲などの軽傷を負っている。
現場は九州自動車道と長崎自動車道、大分自動車道の分岐点。最初に単独事故を起こした46歳の男性は「ボーッとしていて分岐に気づくのが遅れ、慌ててハンドルを切った」などと供述しているようだ。