トヨタは、2010年1月5日に開幕するデリーモーターショーにおいて、インドなどの新興国向け低価格車のコンセプトカー、『エティオス』(ETIOS)を初公開する。
新型エティオスは、インドなどの新興国でのシェア拡大を狙うトヨタがリリースする戦略車。ボディは4ドアセダンとハッチバックの2種類があり、2010年12月までにインドで先行発売。その後、ロシアやブラジルなどの世界市場へ投入される。2011年には、年間7万台を生産する計画だ。
車両の概要は公表されていないが、トヨタのインド法人、トヨタキルロスカモーターによると、エティオスの部品現地調達率は、現在の約30%から70%程度まで引き上げられるという。また、トヨタはエティオスの発売1年以内に、インドにおける市場シェアを10%まで高めることを目標に掲げている。
現在、インドではスズキの現地法人、マルチスズキが約50%のトップシェアを確保。トヨタはこのエティオスで、巨大市場インドの攻略を狙う。
エティオスのティーザー映像では、「クオリティレボリューション」をキーワードに、高品質な小型車をアピール。コンセプトカーとはいえ、ほぼ市販状態の仕上がりを予感させる映像は、動画共有サイトで見ることができる。