17日夕方、福井県小浜市内の県道トンネル内で、対向車線側に逸脱してきた普通トラックと、順走していた中型バスが正面衝突する事故が起きた。この事故でバス側の32人が骨折や打撲の重軽傷。トラックに乗っていた2人も打撲などの軽傷を負っている。
福井県警・小浜署によると、事故が起きたのは17日の午後4時50分ごろ。小浜市神宮寺(N35.27.43.0/E135.46.44.1)付近の市道で、遠敷トンネル(全長640m)内を走行していた普通トラックが道路左側の縁石に接触。この弾みで対向車線側に逸脱し、対向車線を順走してきた中型バスと正面衝突した。
双方の車両は大破。バスを運転していた同市内に在住する58歳の男性が右足を骨折する重傷。乗客31人が打撲などの軽傷。トラックを運転していた敦賀市内に在住する39歳の男性と、助手席に同乗していた男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側1車線で、緩やかなカーブ。警察はトラック側の漫然運転が事故の主因とみて、運転者の回復を待って自動車運転過失傷害容疑で事情を聞く方針だ。