日本工作機械工業会が発表した10月の工作機械受注総額は、前年同月比42.6%減の467億5600万円となった。依然として大幅マイナスとなったものの、前月比では8.6%増と、順調に回復している。
10月の工作機械受注の内訳は国内向けが前年同月比55.8%減の161億0300万円だった。輸出は同32.0%減の306億5300万円とマイナス幅は国内向けよりも小さかった。前月比でも国内向けは17.6%減、輸出が同30.3%増で、国内向けの需要回復が遅れている。
景気対策の効果で一部製品の需要は回復しているものの息切れが懸念されており、国内向けの設備投資に慎重なためだ。