指紋が一致、ひき逃げで女を逮捕

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昨年11月、大阪府大阪市天王寺区内で発生した重傷ひき逃げ事件について、大阪府警は5日、住所不定で無職とされる33歳の女を逮捕した。後に発見された容疑車両から女の指紋が発見されていた。容疑を大筋で認めているという。

大阪府警・天王寺署によると、問題の事故は2008年11月17日未明に発生している。大阪市天王寺区大道4丁目(N34.38.49.8/E135.31.28.9)付近の国道25号で、交通違反を行ったとしてパトカーの追跡を受けていた軽乗用車が、赤信号を無視して交差点に進入。交差道路を進行してきた24歳(当時)男性運転のバイクと出会い頭に衝突。クルマはそのまま逃走した。男性は頭部を強打し、事故当時は意識不明の重体。現在も障害が残り、寝たきりの状態だという。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。事件当日に容疑車両とみられるクルマが現場付近で発見されたが、車内や車外には消火剤が噴射され、指紋の検出が困難になっていた。しかし、警察ではドアに付着していた指紋を採取。別の窃盗事件で逮捕された女の指紋と一致したことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

クルマは事件の2か月ほど前に岐阜県内で盗難されたもの。逮捕された女は運転免許の取得歴が無く、無免許の状態だった。調べに対しては容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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