トピー工業、ISO方式ホイールを開発 約15%軽量化

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ISO方式ホイール
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トピー工業は、従来品に比べ約15%の軽量化を実現したISO方式の大型トラック用ホイールを開発し、2010年3月から量産を開始する。軽量化によって燃費改善にも貢献する。

ISO方式とは、大型車へのホイール取り付け方式の一つで、現在、国際的に主流となっている。

日本の大型トラックはこれまで、JIS方式を採用していたが、大型トラックの車輪脱落事故が多発したことを受け、グローバルな観点や整備性などから、2009年10月から適用される自動車排出ガス規制の強化(ポスト新長期規制)の導入に合わせて、国内で新型車として製造される大型トラック、バスにISO方式ホイールが採用されることになった。

同社では、ISO方式の採用で固有の軽量化技術によるコルゲートリムと、ECOD成型ディスクを組み合わせ、従来比約15%の軽量化を実現した。

コルゲートリムは、成形後に板厚が最適配分となるよう平板の片面に波形の形状を付けた不等厚鋼材を素材にして製造する。ECOD成型ディスクは、円筒状にした鋼板を冷間揺動鍛造することで、従来品と同レベルの強度をもちながら、薄肉・軽量化を実現した。

同社では、軽量化したISO方式ホイールを2010年3月から量産開始する。

《レスポンス編集部》

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