【SEMA 09】スバル レガシィ、300psのカートレース仕様車

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スバル レガシィ GTk
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スバルオブアメリカは、3日にラスベガスで開幕したSEMAショーで、『レガシィワゴン』のカスタムカー、『GTk』を初公開した。サーキット走行に対応するとともに、カートマシンの積載も可能にする。

米国でのレガシィは、セダン(日本名:『B4』)とアウトバック(日本名:『レガシィアウトバック』)の2シリーズ。GTkは本来、米国では販売されない日本向けのレガシィ『ツーリングワゴン』をベース車両に選択した。コンセプトは「サーキット走行のためのレガシィ」である。

2.5リットル水平対向4ターボエンジンは、排気系とコンピューターをチューニング。最大出力はプラス35psの300ps、最大トルクはプラス12.7kgmの48.4kgmを獲得する。トランスミッションは6速MTで、ショートストロークシフトが採用された。

足回りは、ビルシュタイン製ダンパーとSTI製スプリングで強化。ブレーキはブレンボ製で、ローター径は355mm、キャリパーは前6ピストン、後ろ4ピストンだ。タイヤはBFグッドリッチ製の245/50R19サイズを装着する。

外観はレッドとブラックを組み合わせた塗装を施し、フロント専用エアダムとリアディフューザーを追加。室内はレザーとスウェード、カーボンを多用した空間で、前席はレカロ製バケットシートが奢られた。

車名のGTkのkとは「カート」を意味するが、荷室には重量70kgクラスのカートマシンを固定できるように設計。床はラバーフロアとした。

サーキット走行に対応するとともに、カートのトランスポーターとしても使える。GTkはレガシィのポテンシャルを最大限に引き出したカスタムカーといえそうだ。

SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。

《森脇稔》

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