ランチアは21日、11月9日にドイツで開催される「ベルリンの壁崩壊20周年記念式典」をサポートすると発表した。著名人を乗せた『デルタ』の車列が、ベルリンからブランデンブルク門までをパレードする。
当日ベルリンでは、さまざまなイベントが挙行される。中でも注目は「巨大ドミノ倒し」。高さ2.5m、幅1m、重さ20kgの巨大なドミノが、ベルリンからブランデンブルク門にかけて約1000個並べられ、倒される。ドミノには、地元ベルリンの学生の手によって、思い思いのアートが施される。
ランチアはブランデンブルク門で開催される「ベルリンの壁崩壊20周年記念式典」をサポート。公式車両としてデルタを提供し、著名人を乗せて、ドミノ倒しと同じルートのベルリンからブランデンブルク門までをパレードする。
さらにランチアは、翌11月10日にベルリンで行われる「第10回ノーベル平和賞国際会議」のメインスポンサーでもある。2009年は「社会と文化の壁の排除」をテーマに議論されるが、この会議の移動手段として、デルタを提供する。
また、ランチアは2009年から、チベットの人権問題に取り組むことでも知られる俳優のリチャード・ギア氏を、デルタの広告に起用(チベット問題を連想させるCMには、中国政府からの抗議があった)。また、2008年12月にフランス・パリで開かれた「第9回ノーベル平和賞国際会議」もサポートした。
ランチアは、デルタの販促キーワードとして「ディファレンス(違い)」を挙げる。「5ドアハッチバックのプレミアムサルーン」というコンセプトも他に類を見ない。さまざまな文化的活動には、デルタの違いを強調する狙いが込められているようだ。