日本電産が26日に発表した2009年9月中間期の連結決算は、当期純利益が前年同期比50.5%減の137億円と半減した。
売上高は同26.0%減の2687億円と大幅減収となった。精密小型モータ、電子・光学部品等事業でコンシューマー向け製品の用途を中心に数量的に回復したものの、企業の設備投資マインドの冷え込みから、設備・設備関連部品の事業が落ち込んだ。
収益では、機器装置、電子・光学部品、中型モータの3事業の減益が影響、営業利益は同30.5%減の283億円、継続事業税引前利益が同48.2%減の224億円だった。
通期業績見通しは売上高が同6.7%減の5700億円、営業利益が同11.5%増の580億円、継続事業税引前当期純利益が同16.4%増の550億円、当期純利益が同23.4%増の350億円と減収増益となる見込み。