カナダのカンパーニャモータースの3輪自動車『T-REX』が東京モーターショーに出展されていた。日本の代理店が出展しているもので、独特のスタイルが目を引いている。
前半分はオープンホイールのレースカーのようでありながら、後輪部分はほとんどバイク。輸入販売開始は9月からだそうだ。車両本体価格は650万円もするが、すでに数台売れているとのことだ。
フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン。運転席はオープンだがロールケージを兼ね備えたパイプフレームが乗員を保護している。後輪は幅広の特殊タイヤ(18インチ、295/35)で、バイクのようにチェーンで駆動される。エンジンはカワサキのバイク用の1400ccのエンジンを搭載している。カウルやボディはグラスファイバーを多用して、車両重量は500kgを切っている。
T-REX(ティラノザウルス)というよりちょっとカエルっぽいフロントマスクだが、最大出力は197HP。最大トルクは7500rpmで発生するという。かなりじゃじゃ馬感のあるスペックだ。というよりバイクそのものといったほうがいいかもしれない。