オリックス自動車は9日、首都圏の東急線、小田急線、JR中央線の各駅周辺に順次カーシェアリング拠点を新設すると発表した。10日より順次、新設する。
今回新設するカーシェアリング拠点は、東急線の三軒茶屋駅・駒澤大学駅・桜新町駅を皮切りに25駅33拠点56台、小田急線沿線の9駅12拠点21台、JR中央線沿線9駅13拠点22台となり、いずれも駅から徒歩7分内(平均3.1分)の立地。
さらに東京メトロ丸の内線3駅3拠点6台、都営地下鉄大江戸線2駅2拠点5台を新たに設置する。上記について11月末を目処に配備が完了する予定で、その後も順次拠点数を拡大していく。
オリックス自動車では、「長距離間は鉄道で移動し、目的地付近でカーシェアリング車両を利用する」という欧州式の利用方法を目指している。今回のステーション拡大により、移動時間の短縮、交通費およびCO2の削減が可能となる。
オリックス自動車は5月に、JR山手線全29駅にカーシェアリング拠点を設置した。その後、会員数が大幅に増加し、ユーザーからは「他の沿線にもカーシェアリング車両を設置してほしい」という声があったという。