双葉電子工業は、FED(フィールド・エミッション・ディスプレイ)事業から撤退すると発表した。FED事業の開発、新規受注を中止した。
同社は、FEDの特性を活かして自動車向けを中心に電子関連事業の製品として市場開拓を進めてきたが、経済危機における自動車業界の低迷などから新規受注の拡大が見込めないと判断、保有する資産の有効活用を図るため、FED事業から撤退する。
これまでのFED開発で培った技術・製造ノウハウは、今後、高精細蛍光表示管や新デバイスに活用していくとしている。
FED事業からの撤退に伴って関連設備約33億円の減損損失を計上する予定。