昭和電工、連結子会社のエンジニアリング業務を統合…対応強化

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昭和電工は、2010年1月に連結子会社の昭和エンジニアリングのエンジニアリング業務を昭和電工に統合する。業務の効率化が狙い。

昭和電工にエンジニアリング業務を移管、グループ内での設備設計・建設などの業務を一括して実施することで、製品開発から市場投入までのリードタイムの短縮化を図る。また、事業内容の多様化、定年退職者の増加により設備設計・建設に関わるエンジニアの不足が予想されることから、業務統合によって知識・経験の集約化を図り、より効率的な人員配置を進めるとしている。

同社グループが現在、取り組んでいる温室効果ガスの削減などの地球環境問題に関して、今回の機能統合によりエンジニアリング面での対応を強化する。

昭和電工技術本部の組織として新たに「エンジニアリングセンター」を設置し、昭和エンジニアリング本社の設備設計・建設等の業務を同センターに移管する。同時に、昭和エンジニアリング大分事業所の業務を昭和電工大分コンビナートの工務部に、昭和エンジニアリング京浜事業所の業務を昭和電工川崎事業所の工務部にそれぞれ移管し、従業員も異動する。

今回新設するエンジニアリングセンターは、生産設備などの設計・建設に加えて、特に省エネルギー・環境の設備に関するグループ内の共通課題に対応していく。また、現在昭和エンジニアリングで行っている揮発性有機化合物処理等の事業も引き継ぐ。

《レスポンス編集部》

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