23日夜、神奈川県藤沢市内の国道134号で、路上に駐車していたミニパトカーが無人のまま滑走。前に止まっていた乗用車に追突する事故が起きた。この事故で乗用車に乗っていた4人が打撲などの軽傷を負った。適切な駐車措置が取られていなかったという。
神奈川県警・藤沢署によると、事故が起きたのは23日の午後7時55分ごろ。藤沢市片瀬海岸2丁目付近の国道134号で、路肩に停車していた同署のミニパトカーが無人のまま滑走。約25m先に路上駐車していた乗用車に低速で追突。
この事故で双方の車両は小破。乗用車に乗っていた男性4人が頚部打撲などの軽傷を負った。警察ではパトカーを運転していた47歳の巡査部長から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。
巡査部長は「タクシーと歩行者の接触事故発生」の一報を受けて現場に急行。現場に到着したところ、タクシーの運転手と歩行者が激しい口論となっていたため、慌ててパトカーから降車。駆けつけて仲裁に入った直後、無人で滑走した車両が事故を起こした。
パトカーはAT車。ドライブモードに入ったままの状態で、サイドブレーキも甘く掛かった状態だった。警察では適切な駐車措置を取らなかったことが事故の主因とみている。