【日産 EVプロトタイプ 試乗】好バランスは専用プラットホームの恩恵…松下宏

試乗記 国産車
【日産 EVプロトタイプ 試乗】好バランスは専用プラットホームの恩恵…松下宏
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日産の電気自動車『リーフ』は8月2日にデザインがお披露目されたが、その前にプロトタイプ車の試乗というか、運転を体験する機会があった。プラットホームはリーフ用と同じ電気自動車用に開発されたもので、乗せられたボディは『ティーダ』を流用してややストレッチしたものだ。運転感覚はリーフに近いものに仕上がっているという。

システムを起動して走り出すと、すぐに電気自動車の気持ち良さが体感できる。モーターのトルクが強力に立ち上がることで、直線を描くように加速が伸びていくからだ。短い試乗コースでは時速100km+くらいまでしか加速できなかったが、ここまでの加速の伸びはとても気持ち良いものだ。ロードノイズは入ってくるし、モーターの金属音も聞こえるものの、室内の静かさも電気自動車ならではのものといっていい。

運動性能を試すような試乗コースでなかったのが残念だが、電気自動車専用のプラットホームを採用するため、重い電池を車体中央の低い位置に搭載することができ、これがクルマのバランスを良くしている。ガソリンを満タンにした燃料タンクに比べると、電池の重さは何倍にもなるが、モーターの発生するトルクはその重さを苦にしない。このあたりは市販車で改めて確認したい。

リーフは本体価格部分をガソリン車並み、電池はリースでガソリン代よりも安くするという説明がなされたが、そこまで安くなるなら爆発的に売れる可能性がある。来年のリーフの発売が楽しみだ。

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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