トヨタ自動車は4日、10年3月期の第1四半期(4 - 6月期)連結業績を発表するとともに、通期業績予想を上方修正した。
国内販売が需要刺激策で上向いていることや、原価改善など緊急収益改善策が順調に進捗しているためで、営業損益は1000億円修正の7500億円の赤字、純損益も同額の修正で4500億円の赤字とした。
また中間期(第2四半期累計)の予想についても営業損益の赤字は6000億円から4000億円に、純損益の赤字は4500億円から2500億円へとそれぞれ上方修正した。
通期の連結世界販売(中国など合弁分除く)計画は、日本のみを10万台上方修正し、期首計画の650万台から660万台に変更した。
また、緊急収益改善策の目標額は当初8000億円としていたが、「順調に進展しており、追加で1000億円の改善にめどがついた」(伊地知隆彦専務)として9000億円の目標とした。