新日本製鐵は、急激な需要の低迷から大分製鐵所第1高炉と君津製鐵所第2高炉の操業を一時休止していたが、今後の需要の回復などを生産効率、コストなどから総合的に勘案し、8月2日から大分製鐵所を稼動(火入れ)することを決定した。
また、コークス炉の一部で実施したホットバンキングについても、高炉の稼動にあわせて、適宜解除を検討する。
需要は一部の分野で回復の兆しはあるものの、確かな足取りとは必ずしも言えないことから、今後も国内外の需給・在庫動向を踏まえ実需に見合った慎重な生産対応を図っていくとしている。
君津製鐵所の第2高炉はバンキング(一時休止)を継続する。