高校生の自転車に腹を立て、クルマを故意にぶつける

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大阪府枚方市内の市道で、女子高校生の乗った自転車を約300mに渡って乗用車で追い掛け回し、故意に接触する事故を起こしたとして、大阪府警は7日、41歳の男を殺人未遂容疑で逮捕した。男は殺意を否認しているという。

大阪府警・枚方署によると、逮捕された男は7日の午後0時30分ごろ、枚方市南船橋1丁目付近の市道を走行していた15歳の女子高校生が乗る自転車を約300mに渡って執拗に追跡。最終的に故意に接触し、高校生を自転車ごと道路脇の水田に転落させ、軽傷を負わせた疑いがもたれている。

被害を受けた高校生は友人3人と自転車で走行。男のクルマはエンジンを空吹かしして威嚇。道を譲ったことから一度は自転車を追い越していったが、約10m先で停止。バックで自転車に向かって走ってきた。4人は危険を感じて逃げ出したが、クルマはUターンしてまで追いかけてきたという。

調べに対し、逮捕された男は「自転車が道いっぱいに広がって走行していて邪魔だった」と供述。「以前から高校生の乗る自転車のマナーが悪いことに腹が立っていた。体で覚えさせてやらないとわからないと思ってやった」などとも話しているが、その一方で「たまたまぶつかった。殺すつもりはなかった」などと殺意を否認する供述も行っているようだ。警察では通行を巡る交通トラブル事件として捜査を開始している。

《石田真一》

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