カーロボティクス・プラットフォーム ZMPが6月下旬より出荷

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カーロボティクス・プラットフォーム ZMPが6月下旬より出荷
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ロボット開発を手がけるZMP代表取締役社長の谷口悟氏は、今後の自動車はさらに電動化、知能化が進んでいくとするが、その開発には大きな問題もあるという。

現状の実車ベースの研究開発車両では、高コスト、広大な運用スペースが必要なこと、危険性などの問題などから、自動車メーカーなど一部の企業・団体しか開発を行えないからだ。それを解消するのが、ZMPが開発した、机上でも使用できる「カーロボティクス・プラットフォーム」というわけだ。これにより、自動車関連部品メーカー、重電機メーカー、大学・公共研究機関なども各種研究に参入できるという。実際に引き合いも多いそうだ。

ZMPは9日に、実車の10分の1スケールモデルのカーロボティクス・プラットフォームの製品発表会を実施した。プラットフォームのみの「RoboCar」とボディ(外装)をまとった「RoboCar Z」、搭載されているリアルタイム画像認識モジュールを6月下旬から出荷開始する。年内の出荷は国内外で200台を目標としているが、既にかなりの受注を受けているとした。

カーロボティクス・プラットフォームは、2008年12月の記者会見で開発中であることをアナウンスした製品。

今回は、複数の企業とのコラボレーションで製品化が実現。まずボディデザインを、愛知万博に出展したパーソナルモビリティ「i-unit」を手がけた、ツナグデザイン代表の根津孝太氏が担当。かわいさのある外観を披露した。内部機構的には、ステレオ画像認識のハードウェアとして、NECエレクトロニクスの画像認識用並列プロセッサ「IMAPCAR」が搭載され、その上でレグラスとZMPが共同開発した画像認識プログラム(障害物距離測定、障害物検出、白線検出)が動作しているという具合だ。

特徴は、高剛性・高精度な車台(精緻な制御アルゴリズムを実装可能)センサフュージョンに対応した充実したセンサ類(ステレオカメラ、レーザーレンジファインダ、測距センサ、ジャイロ・加速度センサ、4輪独立回転速度計)ユーザーが自由にアプリケーションを搭載できること(APIを公開、LinuxベースのOSを搭載しているのでRoboCar単体で自律走行が可能)などだ。

販売価格は、RoboCarが国内は59万8000円(税込)、海外は7000USドル。RoboCar Zは129万8000円(税込)、1万5000USドル。リアルタイム画像認識モジュールは国内のみで39万9000円とした。

《レスポンス編集部》

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