カネカは29日、米国子会社のカネカテキサスが建設していた変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」の新工場が計画通りに稼働を開始したと発表した。
設備投資額は約40億円で、生産能力は年産1万t。米国工場の稼働により同社は合計年産4万tの供給体制が確立する。日米欧に拠点を持つグローバル事業として、今後も世界の顧客ニーズに応えていく。
カネカMSポリマーは、同社が1978年に独自技術で世界に先駆けて開発した液状樹脂。
日本と欧州に次ぐ市場として、建築用途、DIY用途、自動車用途などで着実に市場が拡大している米国での新工場が稼働したことにより、変成シリコーンポリマー事業をさらに伸ばしていく計画。