BMWグループのMINIは22日、『MINI』の誕生50周年を記念した特別仕様車、「MINI50メイフェア」と「MINI50カムデン」を発表した。
メイフェアとカムデンはともに英国ロンドンの有名なエリアの名前。MINIの50周年記念車では、メイフェアがラグジュアリー志向、カムデンがスポーツ志向でまとめられた。グレードは1.6リットル直4ターボ(175ps)の「クーパーS」、1.6リットル直4(120ps)の「クーパー」、1.6リットル直4ターボディーゼル(110ps)の「クーパーD」が選べる。
メイフェアは初代Miniに1982年に設定された伝統のグレード。オリジナルのメイフェアに敬意を払い、特別装備が採用された。
ボディカラーは『クラブマン』『コンバーチブル』専用のホットチョコレートを、ハッチバックとしては初設定。他にはペッパーホワイトとミッドナイトブラックも用意した。ボンネットにはライトブラウンのストライプが入れられ、ルーフはホワイト仕上げ。17インチのアルミホイールもホワイトでコーディネートした。
室内はトフィーと呼ばれるブラウンレザーシートを標準装備。ダッシュボード、シフトレバー、ステアリングホイールもブラウンで合わせられた。インパネやドアトリムには、カーボンブラックパネルが装着される。
ラグジュアリー志向だけに、装備は充実しており、ハーマンカードン製Hi-Fiオーディオ、シートヒーター、オンボードコンピューター、12V電源ソケットなどが奢られた。
スポーツ志向のカムデンは、ホワイトシルバー、ミッドナイトブラック、ホライゾンブルーの3色を設定。ルーフはホワイト塗装となる。17インチのアルミホイールは光沢仕上げだ。
インテリアはホワイト&ブラックのスポーツレザーシートを採用。ドアトリムやインパネは、カーボンブラックとフルイドシルバーでコーディネートした。ハーマンカードン製Hi-Fiオーディオも標準装備する。
なお、今回の特別仕様車投入と同時に、MINI全車に新しいエンターテインメントシステム「ミッションコントロール」がオプション設定された。
MINIの50周年記念車は9月に欧州販売がスタート。日本上陸にも期待。