出光、製油所跡地での原油備蓄事業計画を中止へ

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出光興産は16日、旧兵庫製油所の跡地(兵庫県姫路市)の一部で計画していた原油備蓄事業を中止すると発表した。

兵庫製油所跡地は、一部を賃貸する一方で既存のタンクを利用した国家原油備蓄基地とすることを計画し、備蓄の準備を進めてきた。しかし、昨年下期からの急激な内需減退により、国家原油備蓄の積み増しが見込めない状況となり、その後タンクを利用した製品備蓄ビジネスの可能性等について検討を重ねたものの、今後の事業性を見込むことができないと判断し、事業の中止を決定した。
 
計画中止に伴い、跡地の遊休化などで減損損失など約48億円を連結及び個別の特別損失に計上する。
 
一方、同社の連結子会社である出光ユニテックが保有する生産設備等のうち、電機・電子部材向け工場について、現在の事業環境、今後の見通しを勘案し、減損損失約20億円も連結の特別損失に計上する。これに伴い個別では、関係会社株式評価損として約36億円を特別損失に計上する。

《レスポンス編集部》

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