2日、日本導入が発表されたアルファロメオ『MiTo』に標準搭載されるアルファロメオ「D.N.A.システム」は、その名とおりD=ダイナミック、N=ノーマル、A=オールウェザーの走行モードを切り替えるシステムのこと。
シフトレバーの斜め上にスイッチがあり、3つの走行モードを切り替える。
D.N.A.システムで切り替える機能は、エンジン制御、ステアリングパワーアシスト量に加え、トラクションコントロールや旋回時ブレーキ制御、ブレーキアシスト、電子制御式LSD、坂道発進補助機能などの総称である「VDC」=ビークルダイナミックコントロールの作動具合。
具体的には、Dはターボの過給圧を高めてトルクを向上させ、パワステのアシスト量が減る。Nのノーマルではエンジン出力特性をパフォーマンス優先としVDCの作動を控えめとする。Aのオールウェザーでは滑りやすい路面でのドライビングに適したモードとするという。
アルファロメオブランドのマーケティングを担当しているアレサンドロ・サイタ氏は「冒険心のある方は、Dをお試しください。Dモードはエキサイティングで、ハンドルから手を離したくなくなる」とダイナミックモードについて説明している。
なお、VDCは安全装置でもあるため、D.N.A.システムで切り替えを行っても作動量の変化はあってもオフにすることはないという。