フタバ産業は10日、過去の決算を訂正する事態になった経営責任を明確化するため、経営陣を一新すると発表した。3月31日付けで小塚逸夫社長、市川康夫常務が退任する。小塚氏は相談役、市川氏は顧問に就任する。
また、社長ポストは空席とし、4月1日付けで伊藤舜朗副社長が専務に降格となった上で代表権を持ち、社長代行となる。佐藤典秀副社長、高坂修副社長もそれぞれ専務に、寺田武久専務、中村紘一専務はそれぞれ常務に降格となる。
社長代行となる伊藤氏は、名城大理工学部卒で同社に入社、1993年に取締役、2000年に常務、2005年に専務を経て、2008年に副社長に昇格した。63歳。