【ジュネーブモーターショー09】フォード フォーカスC-MAX 次期型コンセプト

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【ジュネーブモーターショー09】フォード フォーカスC-MAX 次期型コンセプト
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欧州フォードはコンセプトカー『iosisMAX』を発表した。次期『フォーカスC-MAX』を示唆したスタディモデルで、個性的な内外装、パワフルながら環境に優しいエンジンなどが特徴だ。

「iosis」とは市販を前提にしたフォードのコンセプトカーのシリーズ名。2005年9月のフランクフルトモーターショーに出品した『iosis』は、2007年に新型『モンデオ』としてデビュー。2006年10月のパリモーターショーで公開された『iosisX』は、2008年に『クーガ』として発売された。今回のジュネーブショーで発表された『iosisMAX』が、次期フォーカスC-MAXと見て間違いないだろう。

フォーカスC-MAXは、欧州Cセグメントのベストセラーコンパクト、『フォーカス』をベースに2列シート5名乗りのMAV(マルチアクティブビークル)を提案したモデル。日本にも2006年5月に導入された経緯がある。次期C-MAXを示唆したコンセプトカーには、斬新なアイデアがふんだんに盛り込まれた。

外観は欧州フォードのデザイン言語、「キネティック」にのっとったデザイン。シャープな形状のヘッドランプ、バンパー内の大型エアインテークなどに、最新フォード車との関連性が見て取れる。リアドアはスライド方式を採用し、センターピラーをなくして、高い乗降性を実現。ルーフはほぼ全面がガラスとなっており、抜群の開放感をもたらしている。

リアゲートはゲート全体とガラスハッチが開閉できる2段階式。リアスポイラーはガラスハッチに装着されており、開閉の障害にならないように、開けた時はルーフ上にスライドするように設計されている。

インテリアは未来感覚にあふれる。軽量なカーボンフレーム製の独立4座シートは、フロアから浮き上がったデザイン。素材にはネットを使用している点もユニークだ。ボディカラーと同じグリーンがアクセントとして配される。インパネセンターにはタッチパネルモニターを装備。ナビゲーションやオーディオ、携帯電話、リアビューカメラなどの機能を集約している。

エンジンは直噴1.6リットル直4ターボの「エコブースト」で、最大出力は180psとパワフル。アイドリングストップ機能や6速デュアルクラッチの「パワーシフト」を組み込むなど、効率性を追求し、同排気量ガソリンユニット比で燃費は約20%改善した。CO2排出量は125g/kmを達成。すでにフォードは、エコブーストエンジンを2010年、欧州市場に投入すると宣言している。

iosisMAXは、時代を先取りしたユニークなアイデアを満載。次期フォーカスC-MAXのヒントが詰まった1台として、注目できる。

《森脇稔》

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