日産自動車の現地子会社である中東日産は3日、2月から販売開始した『GT-R』の走行チャレンジをジェベル・ハフィート山岳路で実施したと発表した。
同山岳路は、アラブ首長国連邦アブダビ首長国の北部に位置し、22箇所のカーブを含む標高1219mの山頂までに壮大な景観を楽しめる上り2車線、下り1車線の公道。このチャレンジのために、中東日産はアブダビ当局とUAEツーリングクラブ(ATCUAE)の協力を得て、このうち7kmの区間を一時閉鎖した。
現地時間の2日、10時30分(日本時間同日15時30分)、中東の有名ラリードライバーで、FIA世界モータースポーツ評議会の副会長でもあるモハメド・ビン・スライエム氏がスタートし、国際自動車連盟(FIA)の基準に基づき同山岳路初の公式タイムである3分39.008秒を記録した。
走行後、スライエム氏は、「とてもエキサイティングな走りだった。GT-Rは、誰でも、どこでも、どんな時でも楽しめるスーパーカーというその開発理念に忠実なクルマである」と語った。