投げ出され軽傷の高齢女性、事故翌日に死亡

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19日午前、大阪府茨城市内の市道で、対向車との衝突を避けようと急ブレーキを掛けたワゴン車の車内で、車いすに乗車していた84歳の女性が車内で転倒。事故の数時間後に意識を失い、翌20日に死亡した。警察が事故との関連を調べている。

大阪府警・茨木署によると、事故は19日の午前9時40分ごろ発生した。茨木市上野町付近の市道を走行していた高齢者福祉施設所有のワゴン車と、対向してきたクルマが衝突しそうになった。

ワゴン車は衝突を避けようと急ブレーキを掛けた。これによって衝突は回避されたが、車内に積載していた車いすが弾みで転倒。座っていた84歳の女性が後方に投げ出され、顔面などを打撲する軽傷を負った。

女性は病院で治療を受けた後、デイサービス施設に入ったが、同日の午後3時ごろ、意識を失って倒れているのを職員が発見。近くの病院に収容されたが、意識を回復しないまま20日未明に死亡している。

病院から通報を受けた警察では、19日午前に起きた事故と関連があるとみて捜査を開始。運転者などから事情を聞くとともに、司法解剖を実施して死因の特定を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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